60歳を超えてもサイクリングで身体を鍛える

初老からの挑戦。 サイクリングで元気な身体を取り戻す


zwiftでやりはじめた事


コロナでお出かけが制限されていたこと。
冬は寒くて、レーパンでお出かけするのが億劫になったこと。
新しい自転車、パーツに目が行って、財布が薄くなってきたこと。
「危ない」「歳なんだから」と言われ、家族の目が厳しくなってきたこと。
アウトドアで走っても後ろからどんどん追い抜かれて悲しくなってきたこと。

何年か前、最初は興味は無かったのですが、こんな理由で、最低限の装備でzwiftで走ってみました。
 (3本ローラーを使って、パソコンとはドングルで繋ぐ)
この頃はパワー計として4iiiiの片側パワーメータの中古を持っていたのでリアルタイムのパワーは分かります。
当然、勾配が変わっても負荷は変わらないのでケイデンスを上げて自ら負荷をかける。

最初の何回かは誰とも競わず、無理をせず、
息が切れて汗がしたたり落ちるほど懸命に走るわけでもなく、
周りの景色を楽しむ感じで走ります。
(コース内の海底トンネルや火山の溶岩の脇を走ったりするのは好きではないのですが……)

そのあと、zwiftで用意されたトレーニングパターンに従ってインターバル走行してみるなど、
1年ほど冬の週末に楽しんでみました。

徐々にレベルアップしていき、バーチャルですがウェア等が選択できるようになってきます。

でも、1時間が限界です。
今までのローラーでの走行より楽しいのですが、実走のような
本当の景色の変化、周りの人の息遣い、花や海の香りが有るわけではありません。

このままでは続かないかなあ。 と思ってきたとき、
いくつかの仮想コースの中で、実在する道があることを知りました。
それも、とっても有名でハードなコース。

L’Alpe-d’Huez ラルプデュエズ (アルプデュエズ)

今では有料チャンネルのJ SPORTSが全試合生中継していますが
私が30歳代の頃、ツール・ド・フランスを日本のテレビで放映していたのは
1980年代終わりごろ、NHK BSで何年か総集編的に放送され、
1992年以降はフジテレビが放映権を取得し、「英雄たちの夏物語」というダイジェスト番組も放送していました。
その時のいつもの最高の見せ場が、このアルプデュエズでした。

毎回コースが変わるツール・ド・フランスで、このコースは毎回採用され、しかも全日程で最大の見せ場になる。
山岳コースの中、10km以上ひたすら上り坂で、
選手が走る幅1~2m程開けられた以外は道を観客が埋め尽くす。

標高差1130m、平均斜度 7.9%
そのコースのカーブ、勾配、基本的な景色をそのまま再現しているコースが Aple du Zwift
zwiftでは、 Road To Sky (Watopia)の中のコースです。
ここを当時のグレッグ・レモンと同じzジャージで走る(バーチャルですが)ことができるなんて
それだけで感激です。

そして、海賊と呼ばれたマルコ・パンターニは37分35秒で駆け上がっています。
YouTubeで見つけましたので貼り付けておきます。

下ハン ダンシング、 よくこんなことが出来るものです。

このコースを2023年12月16日に初挑戦しました。 

全コース 17.87km (登り切ったところで終了)
合計タイム 2:10:30 平均スピード 8.2km/h

アルプデュエズ区間
距離 12.4km
区間記録 1:55:43:01 
最大平均パワー(20分) 137W
平均心拍 96bpm
最大心拍 169bpm
足攣り 1回
ちょうどパンターニの3倍の時間がかかりました (´;ω;`)ウゥゥ

終盤は勾配が少し緩くなりますが、コース全体で2時間あまりペダルを回し続けてすでに脚は残っていません。
汗で身体はグチョグチョです。
両脚はピクピクしてしばらくはサドルから降りる事もできません。
日本国内のヒルクライムレースの富士ヒルは、このタイムの約1.5倍と言われているので
もともとヒルクライムレースなんてまっぴらごめんな私が万が一出場したら約3時間という事になりますね。
3時間というと、2022年 富士ヒルクライムレースのリザルトを見たら
60~69歳 男子の部で、完走342人中 330番目あたり。

そんな貧脚な私が書いているブログです。 笑いながら読んでください。


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