スマートトレーナーで実走感を上げるために、
ビデオカードのスペックアップ
工業扇で向かい風を作る
等々を行ってきましたが
走っている身体の実走感を上げる工夫が必要です。
スマートローラーを使って実走感が損なわれる問題点は、
1. ブレーキを使っての速度コントロールができない事
2. 勾配に合わせて自転車が上下に傾かない事
3. 自転車が固定されて横に倒れない事
1は、スマートローラーの重いフライホィールを止めたりするのは難しいし、どうせタイムラグが発生するので諦めていますが、
もう終わろうとしたときにルートが長い下り坂だった場合、勝手に進んでなかなか終われなくてイライラする事があります。
2は、KICKR CLIMB などの商品も有りますし、勾配は固定になりますが、前輪の下に雑誌などを積んで勾配を作る方法もあります。
私の場合、特に困るのは、3の自転車が左右に振れないのでダンシングが非常にやりにくい事です。
弱虫ペダルの巻島裕介 のようなピークスパイダーダンシングまでできなくても、5度も傾ければかなり良いと思います。
この悩みを解決する商品に、SARIS MP-1があります。
横方向の傾斜と前後の動きが再現できるそうです。
でも、自転車1台分以上の占有スペースが必要で、何より高価です。
15~20万円。ここまでは財布が許しません。
うーん、同じような物を自分で作れないでしょうか。
先人たちがいろいろと考えられたようです。
耐圧ホース
テニスボール
アングル
などなど
先日ネットサーフィン(死語?)していて偶然見つけたのが
メタストア ヤフー店
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届いて早速、少し多めに空気を入れて
この上に直接重いスマートトレーナーを置いたら、いくらなんでもパンクするかも。
という事で、
4個セットしたバランスポッド
その上に厚さ1cm、90cm×60cmほどのファルカタ材を敷いて
その上にスマートトレーナーをセット。
2×4材で作った前輪代替品の下に残ったバランスポッドを敷いて。
こうすると、全体で約8cm、サドル位置が上がります。
ホリゾンタルな私の自転車ではサドルから降りてトップチューブを跨いだら急所を圧迫するので注意が必要です。
乗ってみると、
これ、いいんじゃあない!
完全に自然というわけではありませんが、
ペダルを踏みこむと前後左右に自転車が揺れて
固定されていた時は非常にやりにくかったダンシングもかなりやりやすくなります。
このバランスポッドを「ハリネズミ君」と名付けよう。
軽く流して走ってみましたが、快適です。
今までは、走行後にお尻が痛くなっていました(動かないサドルの上で体重のかかったお尻が動いて強く擦れていた)
今度は手で車体を引き寄せても左右に少し振っても
車体とお尻がシンクロして動き、お尻の負荷がかなり軽減されます。
ただし、
上り坂に入った時、かけた力が逃げる感じです。
実走していても、登坂では、ハンドルを引いて力を入れる瞬間は自転車が逃げて力がロスする感じがします。
スマートトレーナーはそれが無いので力を入れた瞬間もガッチリ受け止めてくれます。
そりゃあそうだ。
今まで、この力が逃げる感じが嫌で自転車のフレームはしなやかなクロモリからアルミ、カーボンと変わってきた(もちろん軽量化が第一の目標ですが)
しならないカーボンは慣れないと足やお尻に負荷がかかります。
さて、アルプデュエズなど登坂メインでは、楽に走りたいがダンシングもしたい。という場合、どちらが良いのでしょうか。
悩ましいところです。
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