先日から、ある程度走ってから、ペダルを踏み込んだ時や足を止めた時にスマートトレーナー Tacx NEOからギャアギャアと異音がするようになったので、今回は「Tacx NEO メンテナンス」です。
1年半ほど前に、もともと「異音がします」というTacx NEOを中古で入手してメンテナンスしてから、この作業は2回目になります。
前回、異音は消えましたが、私の大失敗でDisc Extractorという工具を壊してしまっていたので、その注意点もここに書いていきます。
工具編
特殊工具のDisc Extractorですが、Tacx NEOシリーズのフライホィール抜きで、メルカリやYahooオークションで見つけることができる互換品です。
もちろん正規品も有りますが、非常に高価で、使いにくそうだったので私はこちらを選んでいます。
それ以外に必要な工具は
- アーレンキ(六角レンチ) これは自転車が趣味の人なら誰でも持っているでしょう。 力を掛けるので長めの物が望ましいです。
さらに、 - フリー抜き
- モンキースパナ
- フリーハブスパナ
これらがセットになった商品も有ります。
かがやき屋
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整備編
さて、Disc Extractorが届いたので、早速 整備に入ります。
まず、車体をスマートトレーナから降ろします(これは誰でも簡単にできるでしょう)
次に、フリーを外します。 (私のフリーはSHIMANO R-8000という11速の旧型です)
次に、フリーボディを外します (ここからは、経験者は少ないかもしれません)
さて、スマートトレーナのフライホイールを止めている6ヵ所のネジをアーレンキで外したら(これが固く締まっているので力が必要)
いよいよDisc Extractorをセットします。
真ん中のM16のボルトを締めていくとフライホイールが徐々に浮き上がってきて、ゴトリとはずれます。 重い!
多くの電磁石とネオジム磁石。 登坂で俺を苦しめていたのはお前らの仕業だな!
ここで注意! フライホイールをはずしたら、Disc Extractorは3本のネジをはずしてフライホイールと別にしてください。
Disc Extractorはフライホイールをはずすための物で、取り付け時には不要です。
前回、私は取り付けたままグリスアップして再セット時にフライホィール裏側のネオジム磁石にスマートトレーナ本体が吸い寄せられて強烈にハマったショックでDisc Extractorを割ってしまいました。
後は、シャフトのグリスアップ、フライホィール内面と電磁石付近の汚れ取りを行い、逆工程で組み立てます。
ここで注意! フリーボディーをナットで締めこむときに強く締めすぎるとフリーが回らなくなります。(フライホィールと同じ回転しかしない。固定ギアになってしまいます)
組み立て終わったら、さあ、これから調子を見てみます。
異音発生は防止できたのか。結果は改めて報告します。
追記 (2024.07.26 17:30)
早速、先ほどMyWhooshで30kmほど走りました(内容は後日)
異音は完全に治まり、快適に走ることができました
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