今までサイクリングで苦しかったコースは?
よく自問する事があります。
あの時に比べたら今はまだ大丈夫
あれを乗り越えてきたんだから今回も出来るはず。
なんて考えるのですが、この歳になって、だんだん体力が落ちてきています。
本当に苦しかった思い出のコースは2つ。
① 昭和51年(1976年)の17歳の高校時代(兵庫県在住)に何気なく行った姫路市北部の峠。
スクラップブックに走行記録が残っていました。
17歳の時の私の写真も貼ってありました。
中坪峠と書いてありますが、改めてネットで確認したら坂の辻峠が正しいようです。
ヒルクライムで登られている方もけっこういらっしゃるようですね。
650Bの太いタイヤのクロモリランドナーに帆布製の輪行袋やフロントバッグに一眼レフまで積んで全体で軽く20kg超えた装備で走り回っていました。
途中から未舗装の石ころだらけの峠道で、
食事も摂らなかったため途中でハンガーノックになり、ボトルの水も無くなり山の湧き水で顔を洗って、
なんとか自転車を押し上げて峠を越え、降りたところの国鉄(現JR西日本)の駅から輪行で帰ってきました。
② 平成23年(2011年)51歳の時の長野県から新潟県に入る峠
何回か挑戦した、「日本海に沈む夕日を見に行こう」ランで
200km以上走って、長野県小布施町あたりで完全にバテて、道の駅オアシスおぶせで大休止。
その後も1kmも走ったら足が攣るの繰り返し。
国道292号の長野県飯山市から新潟県妙高市に超える峠で、何キロも自転車を押し上げました。
3か所ほどある雪よけトンネル(スノーシェッド)の中でしゃがみこんで足をさすって休憩して
新潟県に入り峠を越えて日本海までの下り道になった時は涙が出るほどうれしかったです。
この2つは忘れられない苦しかった走りです。
それに比べたら、zwiftのアルプデュエズなんて大したことはないのです。
だって、上の2つはどちらもすれ違う人もほとんどいない真夏の炎天下の太陽の下、何10キロ、200キロも走ってきての峠です。
当然家まで帰らないといけない。そこで止めることも事もできない場所です。
先日、zwiftのアルプデュエズ挑戦を途中で止めたのは歳をとって自分に甘くなったんだなと思っています。
さあ、次回は完走するぞ!
コメントを残す